
「あっ、通知……」
ななみが、振動するナデシコスマートリストに目を向ける。

「今日が一番可能性高いって……えっと、排卵、ね……」
ななみが少し恥ずかしそうに教えてくれた。
島のヴィーナス達は皆このスマートリストを持っているが、パートナーのななみにだけは身体の周期を詳細に把握できる特別なものを渡してある。今月の予測もほぼ間違いないだろう。

「ピル? うん、飲んでる……今日あたり通知来るかなって思ってたから」
ななみが服用している薬は、生理周期に影響せず着床のみを防ぐ効果があるものだ。言い方を変えれば、妊娠には至らないが受精まではスルーということである。

自分とななみの関係を大っぴらにすることは、今はまだできない。
だから月に一度、お互いの卵子と精子だけでも一緒にさせてあげることが、二人の密かな喜びになっている。まぁ自己満足ではあるが……
そんなわけで、ななみの排卵の日にはあえて身体を重ねるようにしているのだ。


「ううん、まぁ最初は「毎月受精して欲しい」って言われてちょっと引いたけど……今はオーナーと一緒に繋がりというか、二人の絆を作ってる感じがして嬉しい、かな……」
「それに……この人がわたしの大切な人だよって、身体に何度も教えてあげたいから……」

その時、ななみのスマートリストに追加の通知が来た。
「…………オーナー、準備できたよ……」
「ちゃんともらってあげてね……わたしの卵子……待ってるよ……」
……………
…………
………
……
…

ななみの両ワキに手をすべりこませる。肉厚のモチモチした肌から、手のひら全体にじんわりと温かさが伝わってきた。
ワキを少し持ち上げると、ななみはそれを察して自分から両腕を上げてくれる。その瞬間ふわっと女の子のニオイが香った。

今のななみの状態を考えると、これがいわゆる発情臭というものなんだと思う。とにかく誘ってくる甘酸っぱくて良いニオイなのだが、当の本人は無反応でわかってなさそうだ。
しかし本当にダメなニオイだ……とうとう抗えなく、思わずななみの両手首を掴んで壁に抑えつけてしまう。

「…………いいよ、オーナー……このまま一回しちゃおっか……」
そう言うとななみは、そのままの体勢で腰を少し落とし、下品なガニ股のポーズを取った。
黒いショーツは穿いてなく、あらわになった中心部分からは、粘ついた愛液がトロぉ…とぶら下がっている。
「……このまま、来て……」





……………
…………
………
……
…













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